浄化槽ブロワーとは?役割や寿命、交換費用の相場をプロが徹底解説

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皆さんこんにちは。

熊本県熊本市を拠点に、浄化槽の設置工事や保守点検を行っている株式会社東和です。


「最近、家の裏でブロワーの音がうるさくなった気がするけど、これって故障かな?」そう思うことはありませんか?浄化槽から変な臭いがしたり、業者から急に交換を勧められたりして、疑問や不安を抱えている人もいるでしょう。ブロワーは「浄化槽の心臓」とも呼ばれる重要な装置ですが、その役割や適切な交換時期については意外と知らないものです。


実は、ブロワーの仕組みや故障のサインを正しく知ることで、トラブルを未然に防ぎ、無駄な出費を抑えることが可能です。


この記事では、浄化槽ブロワーの役割や寿命の目安、交換費用の相場から失敗しない機種の選び方までを分かりやすく解説します。浄化槽のメンテナンスでお悩みの方はもちろん、突然の異音や臭いに困っている方も、ぜひ参考にしてみてください。


■浄化槽ブロワーの仕組み



浄化槽ブロワーは、家庭から出た汚水をきれいな水に戻すために欠かせない装置です。見た目は小さな機械ですが、浄化槽という大きなシステムを動かすためのエンジンに近い役割を担っています。この装置が正常に動くことで、私たちの快適な生活環境が守られているのです。


・微生物に酸素を送る役割

浄化槽の内部には、汚水の汚れを食べて分解してくれる微生物という小さな生き物が住んでいます。この微生物が元気に活動するためには、私たち人間と同じように新鮮な酸素が必要です。ブロワーは外の空気を取り込み、水の中にエアーを吐出(空気を送り出すこと)することで、微生物に酸素を供給する大切な役割を持っています。


もし空気が足りなくなると、酸素を好む微生物が死んでしまい、汚水の処理が追いつかなくなります。その結果、ひどい悪臭が発生したり、川へ流す水の質が悪化したりするため、浄化槽にとって最も重要なメンテナンスポイントといえます。


・ 24時間動かし続ける理由

ブロワーは365日24時間、常に稼働させ続けることが設計上のルールです。電気代が気になって電源を切ってしまうと、水への酸素供給が止まり、短時間で微生物の働きが弱まってしまいます。一度死んでしまった微生物を元の状態に戻すには、長い時間と手間がかかります。


また、ブロワーは空気を送るだけでなく、浄化槽内の水を循環させて処理効率を高める役割も持っています。コンセントを抜いたまま放置すると、故障の原因になるだけでなく、排水管が詰まるなどの深刻な不具合につながる可能性もあるため、常に電源を入れた状態を維持しましょう。


■寿命の目安と故障のサイン



どんなに優れた製品でも、24時間365日休まずに稼働し続けるブロワーには寿命(じゅみょう:機械が使える期限)があります。一般的には設置から5年から7年程度が交換の目安とされていますが、設置環境やメンテナンス(保守点検)の状況によって前後します。故障のサインを早く見つけることが、大きなトラブルを防ぐポイントです。


・異音や悪臭は故障の合図

ブロワーが故障に近づくと、普段とは違う音が鳴り始めることがあります。ガタガタという大きな振動や、キーンという高い音が聞こえたら注意が必要です。これは内部にあるダイアフラム(空気を送り出すためのゴム製の部品)が劣化して破損したり、ピストンが摩耗したりしている可能性があります。


また、浄化槽の周辺で嫌な臭いが強くなった場合も、ブロワーが停止して空気が送られていない証拠かもしれません。本体を触ってみて異常に熱くなっている場合も内部の不具合が疑われるため、早めに専門業者へ点検を依頼しましょう。


・故障をそのまま放置するリスク

故障したブロワーを修理せずに放置すると、浄化槽内の微生物が酸素不足で死んでしまいます。微生物がいなくなると汚水の浄化機能がストップし、ひどい悪臭が近所に漂うだけでなく、汚れた水がそのまま河川へ放流されてしまいます。


これは環境破壊につながるだけでなく、元のきれいな状態に戻すためには専門の清掃業者による特別な処置が必要になり、結果としてブロワー交換よりも高額な費用がかかるケースも少なくありません。異変を感じたら放置せず、迅速に対処することが家計と環境を守ることにつながります。


■ブロワー交換費用の相場



ブロワーの交換にかかる費用は、新しく設置する機械本体の代金と、古い機械の取り外しや処分、取り付けを行う作業代を合わせて考えます。一般家庭向けの標準的なモデルであれば、総額で数万円程度が目安となります。選ぶ機種の性能や、空気を送る力によって金額は変わるため、自宅の浄化槽に適したタイプを知ることが大切です。


・自分で交換する際の注意点

最近ではインターネットで本体を購入し、自分で取り付けを検討される方も増えています。しかし、ブロワーには吐出風量や、配管がつながる向き、電圧といった細かい仕様があります。もしこれらを間違えて設置すると、浄化槽内に十分な空気が行き渡らず、水処理の機能が低下してしまいます。


また、接続部分のゴムホースが劣化している場合、そこから空気が漏れて故障の原因になることもあります。電気コードの取り回しや雨水への対策など、専門知識がないと判断が難しいポイントが多いため、作業には十分な注意が必要です。


・ 業者へ依頼するメリット

プロの業者に依頼する最大のメリットは、現在の浄化槽の状態に最も適した機種を正確に選定してもらえる安心感です。現場の配管状況や周辺環境を考慮し、音が静かなタイプや消費電力が少ない最新モデルなど、長期的に見てコストパフォーマンスの良い提案が受けられます。


また、交換作業の際に周辺の部品に不具合がないかも同時に点検できるため、将来的なトラブルを未然に防ぐことにもつながります。古い本体の回収や適切な廃棄処理まで一括して任せられる点も、専門業者ならではの利点です。


■失敗しない機種の選び方



浄化槽のブロワーを選ぶ際は、単に価格が安いからという理由だけで選ぶと、後で大きなトラブルにつながる恐れがあります。設置されている浄化槽の種類によって、必要とされる空気の量や配管の接続方法はあらかじめ決まっているからです。自宅の環境にぴったりの一台を選ぶための、具体的なチェック項目を確認していきましょう。


・ 風量や型番の確認ポイント

最も重要なのは、現在使用しているブロワーの「風量」を合わせることです。多くの製品には本体にシールが貼られており、40L/minや60L/minといった数字が記されています。このmin(まいふん:1分間に送れる空気の単位)という数字が小さいものに変えてしまうと、浄化槽内の酸素が足りなくなり、汚れの分解が追いつかなくなります。


また、メーカー(製造会社)選びも大切です。安永やフジクリーン、大晃といった信頼できるメーカーの製品は耐久性が高く、長期間安心して使用できる設計になっています。次に、機械の型式(かたしき:製品の種類や品番)を確認しましょう。同じ風量でも、空気を送る出口が右側にあるか左側にあるかによって、既存の配管に接続できるかどうかが決まります。


無理に繋ごうとすると、接続部分のホースが折れ曲がって空気が漏れたり、機械に過度な圧力がかかって故障を早めたりすることもあります。最近では消費電力が少なく静かなモデルも多数登場しており、最新の省エネタイプを選択することで、24時間稼働し続けるブロワーの電気代を節約することも可能です。


自分で選ぶのが不安な場合は、プロの点検業者に今の型番を伝えて、最適なモデルを提案してもらうのが最も確実な解決方法といえます。


■まとめ



浄化槽ブロワーは、汚水をきれいにする微生物に酸素を届ける「浄化槽の心臓」ともいえる重要な装置です。24時間稼働し続けるため、5〜7年が交換の目安となります。異音や悪臭といった故障のサインを見逃すと、水質悪化や高額な清掃費用につながる恐れがあるため、早めの対応が肝心です。


交換の際は、単に安さで選ぶのではなく、自宅の浄化槽に適した風量や型式を正しく選定する必要があります。専門知識が必要な場面も多いため、無理に自分で解決しようとせず、プロの業者へ相談するのが最も安心で確実な方法です。日々の適切な点検と早めの交換で、清潔で快適な暮らしを維持しましょう。


■東和では浄化槽設置・点検スタッフを募集しています!



株式会社東和は熊本市を拠点に、浄化槽の設置から保守点検、清掃までを一貫して手掛ける水環境のプロフェッショナルです。今回解説した「ブロワー」のように、日々の点検で小さな異変に気づき、修理や交換を通して地域の「当たり前の生活」を陰で支えるのが私たちの仕事です。


現在、東和では新たな仲間を募集中です。入社後は未経験の方でも、先輩スタッフが現場で丁寧に指導します。浄化槽管理士などの国家資格取得は会社が費用を全額負担し、取得後は資格手当であなたの頑張りをしっかり給与に還元。技術を磨きながら、着実にキャリアアップできる環境です。


働きやすさも追求しており、年間休日110日・有給取得率100%・残業少なめと、プライベートを大切にしながら働けます。熊本の環境保全に貢献し、一生モノの技術を身につけて長く活躍したい方は、ぜひ東和の仲間に加わってください。あなたの成長を全力でバックアップします!


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