あれから5年

 

2016年4月14日(木)午後9時26分に発生したマグニチュード6.5の

あの恐ろしい地震から、今日で5年が経ちました。

復興は進んではきてるものの、まだ完全とは言えず、

今もなお不自由な生活を余儀なくされている方々もいらっしゃいます。

私も震源地に住んでいた住民の1人で、

生まれ育った町が一瞬にして崩れ去った無念さが

今もなお心に残っています。

被災したときに何が1番困ったかというと、

水がないことでした。

手を洗うことも、トイレに行くことも、お風呂に入ることも、

そして水を飲むことも出来ない。

そんな中、震災後すぐに避難所に仮設トイレがきたときは

本当に嬉しかったです。

(ピンクのパンツをはいた娘も中学生になりました^^)

そのほかにも、たくさんのあたたかい支援をいただきました。


仮設団地には2年間お世話に成りました。

不自由なことも多かったですが、

ご近所の方々とのつながりができて

朝、仕事に行くときは

「いってらっしゃい」

と言ってもらえることが何よりも嬉しかったです。


地震はとても辛い出来事でしたが、

地震を通して学んだこともとても多かったと思います。

緊急避難用の食料や日用品、

携帯が繋がらなかったときの家族の集合場所、

ご近所さんとの連携、

そしてなにより、この地震の話を後世に伝えていくことが大事だと思います。

私が小学生の頃、ある日の晩に祖母から聞いた話があります。

「大昔、江戸時代ぐらいかな、

 たいぎゃふとか地震のあったてたい。

 うちの下には布田川が流れとるばってん、

 布田川断層ていうのがあっとたい。

 これがふとか地震ば起こすけん

 もしかしたらお前が生きてる間にふとか地震のあるかもしれん。

 覚えとかなんぞ。」

地震が起きた直後にこの話を思い出しました。

しまった、と思いました。何一つ準備をしていませんでした。

食料も日用品も、何もありませんでした。

人に頼らないと生きていけませんでした。

でも、こんな思いをもうしてもらいたくないから、

自分の力で生き抜いてほしいから、

地震があって大変だったことを後世に伝えていこうと思います。


今後も復興が進みますように。

(2021年4月14日 木山仮設団地にて)